書画が完成した時、作者が自らが署名・捺印することですが、もともと 落成款識（らくせい-かんし）の略だそうです。
落成は、「出来上がったぞ」です。
款識は、ゴーンと鳴る鐘や青銅器に彫刻（立体的に文字や絵を形作る）したもの。
で、できあがった絵や詩などに、私が作ったものですぞと威厳をこめてしるすものです。掛け軸なんかでよく見ます。
まあ、今やサツマイモで作った はんこ でも落款というのですけれども、ましてやパソコンで作った デジタルの はんこ。これに威厳があると考えてしまうような場合は 楽観 というようです。
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