電子図面
図面を電子化する


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ファイル名とプロパティ

プロパティ(property)とは、もともと持ち物とか資産とかいう意味だが、Windowsでは属性のことを「プロパティ」とよ呼ぶこともありこの表現が一般化している。
では、図面プロパティとは何か。つまり図面の持ち物・属性とは、図面番号/部品名称/設計者/承認者/作成日・・・など。また、それぞれ企業よって扱う製品群や管理 思想が違うので、組立図なのか部品図なのか仕様書なのかの区分をプロパティとして持つ場合もあるだろう。材質や表面処理情報を持っておきたいかもしれない。
プロパティに図番を持たせた場合、TIFF図面ファイルのファイル名がランダムで規則性が無くても、関連付けを正確にすることにより保管・管理・検索ができる、という使い方も可能だ。
これらのプロパティデータはデータベース上のフィールドに格納された状態にしなければならない。 図面上のイメージとしての文字ではなくテキスト情報として保持しておくことにより検索・抽出が可能となるのはいうまでもない。

以上のような作業の工数短縮のためのソフトウェアは、一般家庭で使うものではないため店頭では販売されていないようだが、優れたアプリケーションは複数存在している。
例えば、高木産業の VPindexは 紙図面をスキャンして図面データはもちろんであるがプロパティも取り込むことができるソフトである。 図面中の表題欄を自動OCR処理し、紙図面を属性付きでDBソフトへ受け渡す。大量の図面もイッキに処理できる。

ただし、OCRは完璧ではなく、やはり人間が後から確認する必要がある。 さらに手書きの図番や各プロパティはほとんど読み込むことができないと考えるほうがよさそうだ。


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