コムズは、中央アジア(主にキルギス)で伝統的に使われている弦楽器。 フレットのないネックには3本のガット弦(ナイロン弦)が張られていて、 右手の5本の指を総て使ってジャカジャカとストローク演奏したり、また、アルペジオ風や、単音でも鳴らす。 まるでフラメンコギターを思わせる演奏方法だ。 通常、膝の上に置いて演奏される。
中央アジアには、 ゴプズ gopuz 、 コブズ kobyz など、地方によって似た名前の弦楽器がある。それぞれ形状や構造が違うが、同様の名称が使われている。
弦楽器図鑑(撥弦楽器)IROMBOOK