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弦楽器 図鑑

マンドリン mandolin

マンドリンを演奏する女性
クラシック・マンドリン

わざわざクラシック・マンドリンと呼ぶことはなのだけれども、このマンドリンから派生したの楽器が色々とあるため わざわざクラシック・マンドリンと呼ぶことにしよう。
8本弦で複弦なので4コース。音響胴の底は膨らみがあり丸く(ラウンド型)なっている。
バイオリンと同じくイタリアが発祥であり、4セットの弦はバイオリンと同じ音程で並んでいる。複弦を活かしてピックでチリチリチリ・・ とトレモロで演奏することを得意としている。


フラット・マンドリンを演奏する男性
フラット・マンドリン

1900年ごろアメリカで派生し作られたのがフラットマンドリン。名前の通り 底がフラットになっていて立ってでも演奏できる。形は違うが、弦の数や音程の構成はクラシック・マンドリンと同様だ。 ブルーグラスやカントリー音楽では バンジョー と共に独特の音色とリズムを醸し出す楽器として活躍している。


マンドセロを演奏する女性
マンドセロ

マンドセロは、マンドリンファミリーのひとつで図体が大きく低音。弓奏楽器のチェロの音程に対応している。
マンドセロ(mandocello)というのは英語から来た名称であり、イタリア語からマンドロンチェロ(mandoloncello)と呼ぶこともある。


マンドローネを演奏する男性
マンドローネ

マンドローネは、マンドリンファミリーでは最も低音楽器。図体がでっかいので、エンドピンで床に支えて演奏する形状の楽器もある。
マンドベースという、さらに低音のもの(下記)もあるが、これはマンドリンファミリーの名をもっているものの、ちょっと異質な存在。


マンドベースを演奏する女性
マンドベース

マンドベースは、大型の低音楽器。弓奏楽器のコントラバスに対応しているといえよう。
マンドリンファミリーは8弦で複弦4コースでトレモロ演奏が得意であるが、この楽器は単弦で4本。さすがにベースとなれば、トレモロでは演奏することはほとんどない。 なにより、コントラバスが普及しているので、この楽器が使われることは現在では まずないだろう。


12弦 6コースのマンドリン

バロック マンドリン
バロック マンドリン

イタリアで生まれたバロック時代のマンドリンは、12本の弦を持っており、2本対の6コースだった。

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