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ソフトウェア作者は個人であっても企業であっても「みかえり」がなければ ただで提供するなんてことはしないのです。 「喜んでもらえる」「自慢できる」も「みかえり」であるし、単純に「作る楽しみ」そのものが「みかえり」の場合もあります。 多額な宣伝費用の代わりに、まずは無償で使ってもらい世の中に知らしめる行為も 「みかえり」なのです。

ドライに考えてみるとフリーといってもこんな微妙で複雑で間接的な利害関係のハザマで出来上がっているのです。 何ゆえにフリーであるのか、何が「みかえり」なのかに視点を向けて分類すると下のようになるのではないでしょうか。
  • 個人が趣味の範囲で制作した比較的小規模なソフトウェアを「みんな使ってくださいな」という感覚で提供するもの。
  • オープンソース化して、専門的な知識のある人たちが共同で制作提供するもの。
  • システム会社・ソフトハウスなどの企業が宣伝効果として無償で提供するもの。
実はも4つめに分類されるものがあります。それは悪意あるソフトウェアです。ウィルスといって片付けてしまえばそれまでですが悪意あるソフトウェア の作者はおそらく「愉快」というゆがんだ「みかえり」をきっちり受け取っているのでしょう。

私たち個人が使う分には、どのような仕組みであっても作者がだれであってもあまり関係なくて、要するに 「金が要るのか要らないのか」の二つの選択しかないのかもしれません。
私は、ソフトウェアの業界に詳しくはありませんが一般的なパソコン好きレベルでこれらフリーのソフトに注目しています。
(2005.05.29)



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