弦楽器 図鑑 |
胡琴の なかま |
中国の二胡があまりにも有名なので、東アジア全体に普及している兄弟楽器の存在はあまり知られていないようだ。二胡を含め、これらの楽器を総称して「胡琴(こきん/フーチン)」という。
二胡の仲間の特徴は、小さな太鼓のような胴体に棒を通してあって、全体はハンマーの形をしている。そして、弦と弦の間に弓の毛が挟まっていて本体と弓は普段、分離できない。
また、バイオリンのような指板が無いのも共通していて、ネックと弦は離れている。弦に指で圧力を加えて弦の振動範囲を変えるので、クネクネとした独特の旋律を奏でることができるわけだ。 |