擦弦楽器:弦をこする楽器
擦弦楽器(さつげんがっき)は「こする・・・」の名前の通り、ロジン(松脂)を塗った馬のシッポを棒に取り付けた道具・・・いわゆる弓を使って弦を擦って音を出します。
弦ではなく金属の棒をこする
ネイルバイオリン
という珍しいものもありますが、これらは弓を使うので弓奏楽器(きゅうそうがっき)とも呼ばれます。なので、擦弦楽器も弓奏楽器もほぼ同じ意味です。
ただし、弦をこする楽器であっても、弓奏ではない楽器もあります。弓を使わずに弦をこする楽器もあるのです。
種類はとても少ないですが
ハーディー ガーディー
は 円盤をくるくる回して弦をこすります。
また、韓国には、木の棒で弦をこする アジェン
という楽器もあります。これらの場合は、擦弦楽器であっても弓奏楽器ではないということになりますね。
つまり、擦弦楽器という大きなカテゴリーのがあって、その中に弓でこする楽器が含まれているということです。
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