弦楽器の図鑑 弦をこする

弦楽器 図鑑

ハーディー ガーディー hurdygurdy

ハーディー ガーディー hurdy gurdy

ヨーロッパの古い時代の楽器。
ハーディ・ガーディは、ハンドルを使って円盤をクルクル回して弦をこする。小さな鍵盤が付いていて、鍵盤と繋がった木片を弦に押し付けることによって旋律弦の弦長を変える仕組みになっている。 旋律弦の他にドローン弦(一定の音を鳴らし続ける)も張られている。 hurdy は「お尻」のことで、gurdy は「漁に使うクランク付きの巻取りドラム」のことのようだ。だれかがちょっとお茶目気分でこんな名前を付けたのかもしれない。

ハーディー ガーディー hurdy gurdy

古くは オルガニストルム という楽器があり、ハンドルを回す人、鍵盤を操作する人が別々で二人がかりで演奏した。それを小型にしてひとりで演奏できるようにしたのがハーディーガーディー。 1200年ごろにはすでに演奏されていたようで、名前や形状に違いがあるけれど、ヨーロッパ各地でこの楽器は活躍していた。


ニニェラ
ニニェラ

スロバキアのニニェラは「円盤クルクル回し」の楽器であるが、鍵盤がついていない。鍵盤ではなくバイオリンのようなネックがあるので、これで音程を変えることができる。




他にも 円盤で弦をこする楽器

はじく

こする

たたく