オルガニストルムは、ヨーロッパの古い時代の楽器。12世紀ごろの楽器で、円盤で弦を擦って音を出す最も古い形。円盤を回する者と鍵盤操作する者で、二人がかりでの演奏する。 オルガニストルムを小型化して一人で演奏できるようになったのが ハーディー・ガーディー。
ガイゲンヴェルクは、半音階の鍵盤が並んでいて ハープシコード と似ているが擦弦楽器だ。 鍵盤で弦楽器の音を出すという発想は古来よりあって、イタリアのルネサンス期を代表する万能芸術家レオナルド・ダビンチのスケッチにも残ってはいる。ただし、それは不完全で、実際に楽器として使えたかは不明のようだ。 この種類の楽器を作るという努力は以後も存在し続け、実際にガイゲンヴェルクなどが作られ実用にもなっていた。とはいえ、残念ながら後世に残り普及する楽器にはならなかった。
ホイールハープは、アメリカで新しく開発された楽器。 円筒状の本体に沿うように弦が張られており、鍵盤も円を描いて配置されている。鍵盤を押さえるとホイール(弦を擦るための円盤)に弦が接触する構造になっている。
ヨーロッパの古楽器
はじく
こする
たたく
弦楽器図鑑(擦弦楽器/弓奏楽器)IROMBOOK