ハルダンゲル・バイオリン hardanger fiddle

ハルダンゲルはノルウェーの南西部にある地方。冬でもあまり雪が積もらない土地で、海岸方面は複雑なフィヨルドの地形になっている。 この土地で伝統的に使われているのがハルダンゲル・バイオリン（または ハルダンゲル・フィドル）。
標準的な弦の数は8本。4本がメロディ用で、指板の下にも共鳴用の4本の弦が通っている。ヘッド部分はバイキング時代のドラゴンが彫刻されており、指板やボディには象嵌細工や草花の文様が描かれ、手の込んだ作り。

ハルダンゲル・バイオリンは、英語に直した名称。現地ノルウェー語では harding fele（ハーディングフェーレ）と呼ばれる。fele は、バイオリンなどの弓奏楽器のことで 英語の fiddle と共通する言葉だ。

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