弦をこする楽器

弦楽器 図鑑

ビザンチン・リラの系統
Byzantine lyra

ビザンチン・リラは、中世のビザンチン (東ローマ) 帝国の弓奏弦楽器。
3本の弦を備え、音響胴は底が丸い形状で、直立させて、弦の側面から指の爪あ当てて演奏した。
ビザンチン・リラそのものは 西暦1000年頃の楽器なので姿を消してしまったが、地中海周辺の地域などで独自に進化をし愛用されている。

クレタンリラ/クラシカルケメンチェ/ガドルカ

  • クレタンリラ(Cretan lyra):ギリシャ・クレタ島
  • クラシカル・ケメンチェ(Classical kemenche):トルコ
  • ガドゥルカ(gadulka):ブルガリア


カラブリアンリラ/リジェリカ/グドーク

  • カラブリアン・リラ(calabrian lira):南イタリア
  • リジェリカ(lijerica):クロアチア
  • グドーク(gudok):ウクライナ,ロシア

知られているビザンチン・リラの(最古であろう)描写は、フィレンツェに保存されているビザンチンの象牙の棺 (900-1100) にある(Wikipedia 英文を参照した)

ビザンチン・リラ Byzantine lyra

この楽器は、年月を経てそれぞれ独自の形状にマイナーチェンジされ、現在のイタリア、バルカン半島諸国、トルコ、ウクライナなどでも演奏されている。 独自にマイナーチェンジとはいっても、3本の弦や演奏方法などは、当時の状態を継承している。

はじく

こする

たたく