チャランゴは、南米・アンデス地方の民族楽器。フォルクローレ*に使われる小さな弦楽器。 弦は10本。2本ペアの複弦で5コース。 コード(和音)をかき鳴らして伴奏することが多いが、見せ場ではコードを弾きながら単音でのメロディを同時に弾く。 『コンドルは飛んでいく』『花まつり』などは 日本でもよく知られた楽曲だ。
南米に生息する動物、アルマジロの背中の甲羅を楽器に組み込んだチャランゴがある。もともとはアルマジロのチャランゴが正当チャランゴだったようだが、新し楽器では木を繰り抜いた共鳴胴になっている。
* フォルクローレ (folclore)
フォルクローレは、英語のfolkloreがスペイン語化したもので、言葉本来の意味としては、音楽のみならず民俗学、民俗的な伝承一般を指すが、日本では、ラテンアメリカ諸国の民族音楽、あるいは民族音楽に基礎をおいた大衆音楽を特に指して、このように呼ぶ。
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弦楽器図鑑(撥弦楽器)IROMBOOK