弦楽器図鑑 HOME

弦楽器 図鑑

チャンズ chanzy

チャンズ chanzy

チャンズは、トゥバ共和国の撥弦楽器。
ハート型のボディ(*1)が特徴的で、ボディの中心部分に円形の皮を張ってある。 トゥバには、低音と高音の2つ声を同時に出して歌うフーメイ(*2)があり、チャンズは、その伴奏楽器のひとつである。
中国ではシェンズ(*3)、モンゴルではシャンズという3弦の楽器があり、その名前からしてチャンズは同系の楽器だろう。

チャンズ chanzy


トゥバ共和国の弦楽器

ドシプルール doshpuluur
ドシプルール
ビザーンチ
イギル igil
イギル

(*1)
ハート型のボディ : ハート型というよりは、三立製菓の「源氏パイ」のほうが形も色もよく似てるなあ。源氏パイは、もともとパルミエというフランス菓子で、パルミエというのは「ヤシの葉」とか「豚の耳」という意味があるのだと。ということは、チャンズも豚の耳に似ているということか。
(*2)
フーメイ : アルタイ山脈周辺の民族に伝わる特殊な歌唱法で、二つの音程を同時に出すこととができる。トゥバではフーメイ、モンゴルではホーミーという。日本語では喉歌(のどうた)と呼ばれる。
(*3)
シェンズ : 中国のシェンズは漢字で弦子と書き、三弦(サンシェン)ともいう。沖縄の三線(さんしん)のルーツでもある。
弦子(シェンズ) 三弦(サンシェン)
弦子 シェンズ (三弦 サンシェン)
三線 さんしん
三線 さんしん

はじく

こする

たたく