弦楽器 図鑑 |
ギター guitar |
私(このサイトの作者)の個人的趣向があるのですが、主にアコースティックギターを弾いて歌うミュージシャンを描いてみました。 すべてがアメリカのミュージシャン・・・と思いきや突然、高田渡も登場したりしております。 |
メイベル・カーター(Maybelle Carter)は1920年代、1930年代に活躍した歴史的バンド、カーターファミリー(The Carter Family)のメンバー。
多くの名曲を残し、例えば「キープ・オン・ザ・サニー・サイド」は日本では「陽気に行こう」という名で歌われている。 |
ウッディ・ガスリー(Woody Guthrie)は1930年〜1950年ごろ活躍したアメリカのミュージシャン。
20歳前にはアメリカ中を一時雇いの労働者として放浪。
20歳を少し過ぎたころよりフォークソング(公民権運動や反戦運動を表現する唄でプロテスト・ソングとも呼ばれた)で有名な歌手となった。
最も有名な歌に「我が祖国(This land is your land)」があり、今なお、たくさんのフォークシンガーが歌い続けている。ボブディランにも大きな影響を与えた。 |
ピート・シーガー(Pete Seeger)は、「花はどこへ行った (Where Have All the Flowers Gone?)」「天使のハンマー (If I Had a Hammer)」など、
世界に知られるアメリカの伝統的な唄の作者でありシンガーである。ギターのほかにバンジョー(彼が考案したロング・ネックバンジョー)を弾く。 |
ドク・ワトソン(Doc Watson)は、盲目の天才ギタリストとして名高い。アコースティックギターをフラットピックで弾く演法ではこの人の名は必ず出てくる。
いわゆる「早弾き」とか呼ばれているが、素早く弾くことだけが偉いわけではない。ドク・ワトソンは超絶テクニックで正確でいい音を出す。 |
ウェス・モンゴメリー(wes montgomery)は、アメリカのジャズギタリスト。2本の弦を使い1オクターブ違いのユニゾンでメロディを弾く(オクターブ奏法)は特に有名。 |
ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams)は、29歳の若さで亡くなったが、カントリー&ウェスタン音楽の歴史において最も重要なミュージシャンと云われている。
現在でも多くのミュージシャンが彼の曲をカバーしている。ジャンバラヤ(Jambalaya)は、CCR(Creedence Clearwater Revival)やカーペンターズが歌ってヒットした。 |
チェット・アトキンス(Chet Atkins)は、カントリー、ジャズはもちろん、ロック音楽をアコースティックで演奏するなど多彩である。 エレクトリックギター、スチール弦のアコースティックギターからクラシックギターも弾きこなす。クラシックではアンドレス・セゴビアにも影響を受けたという。 |
ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)といえばカントリーのイメージが強いが本人はジャンルなんかあまり気にしていないのだろう、いろんな唄を歌ってる。
1980年代にソニーのオーディオのテレビCMで「ハーバーライト」を歌ってたのを知ってる方もおられるだろう。音響表面板が傷だらけのオンボロ ギターは彼の風貌によく似合っている、かな(アラごみと間違われるようなオンボロギターだけど このイラストは ちょっと小ぎれいに描いている)。
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ピーター・ヤロー(Peter Yarrow)は、もとピーター・ポール&マリーの一員。代表作の一つ「パフ」は誰もが聴いたことのある歌。優しい歌声はおじちゃんになっても変わらない。 2013年、日本に表敬訪問し下村文部科学大臣の前でギターを弾きながら歌ってくれたのには、驚いた。 |
ジョーン・チャンドス・バエズ(Joan Chandos Baez)はアメリカの女性ミュージシャン。
「朝日の当たる家」「ドナドナ」「500マイル」など、アメリカの伝統的な唄で世界的フォークソング・シンガーとなった。マーチンの小柄なギターを弾く。 |
ジョンデンバー(John Denver)が生きていたらもっともっといい唄を私たちにきかせてくれただろう。
「故郷に帰りたい」「太陽を背にうけて」「悲しみのジェット・プレーン」・・・どれをとっても他のシンガーには真似のできない「しみる唄」を聴かせてくれていた。1997年10月12日、飛行機事故で亡くなった。 |
加川良は、1970年代からのフォーク・ソング全盛期の代表的なシンガー。 死んで神様と言われるよりは 生きてバカだと言われましょうよね「教訓T」を歌い始めたのは、22歳ごろのはず。若いころから一味二味違う才能があった。60歳を超えても、なお自分流の詩を歌い続け、ポップな唄に流されることはなかった。 2017年4月に亡くなった。 |
グレン・フライ(Glenn Frey)は、イーグルスの一員だったが2016年1月に亡くなった。
デビュー当時の名曲テイク・イット・イージー(Take it easy) は、中年になっても歌いつづけ、時代を超えた名曲にしている。 |
高田渡(たかだ わたる)は、川柳のような内容を唄にして語る吟遊詩人といったところか。まったりと生活を歌で届ける「本物の(本来の)フォークシンガー」である。
「詩」が中心でありメロディは付属しているだけかもしれない。渡ファンは「詩(うた)」を聴いているのである。2005年4月に亡くなった。 |