StarSuite(2008.06.25)
基本的にStarSuiteとOpenOffice.orgとは同じものであり、StarSuiteはサンマイクロシステムズ社が
販売していたもの、それをグーグルが無料で配布するようになったというものです。
グーグル判StarSuiteはグーグルの検索窓がきっちり組み込まれているところを見ると、
サンとグーグルがどのような取引をして
このような経緯になったかは、少しばかり創造がつくのですが、それは想像なので書くのをやめておきましょう。
いずれにしてもOpenOffice.orgよりは無料のStarSuiteグーグル版を手に入れるほうが高機能です。高機能というより
オマケが充実しているといったほうがいいでしょうか。
まず、下記のフォントが追加されます。
Albany /Andale Sans
Arial Narrow /
Broadway /
Cumberland /
Garamond /
Imprint MT Shadow /
Kidprint /
Palace Script MT /
Sheffield /
HG Mincho Light J /
Andale Sans UI /
StarSymbol /
Thorndale /
Bitstream Vera Sans
HG ゴシックB Sun /
HG PゴシックB Sun /
HG 明朝L Sun /
HG P明朝L Sun /
HG創英プレゼンスEB /
HGP創英プレゼンスEB /
HGS創英プレゼンスEB
そして、クリップアートがドカッと追加されます
実は私個人としてはフォントやクリップアートがいっぱいインストールされてもあまりうれしくはないのですが、重宝する方もいらっしゃるでしょう。
そんなこんなより、
ファイル形式がodfであること。これは大事です。
odfというのは国際的な標準規格であるISOに準拠したものです。
これは、StarSuiteだけが特別に採用しているわけではなく日本では
一太郎も採用しており、これから多くのアプリケーションで
このファイルフォーマットが採用されると思われます。
マイクロソフトのワードやエクセルは企業では標準のアプリケーション
なのですが、「永久保存しなければならない書類に一企業のファイルフォーマットを使用するのは安全ではない」というのは私も賛成です。
ついにgoogleが(2007.10.10)
無料ソフトウェアとして、ついにGoogleがStarSuiteを無料で配布しだした。
StarsuiteはサンマイクロシステムズがOpen officeを製品化して販売するときの商品名だ。
Googleは「Google Earth」「Google デスクトップ」「Picasa」「Google ツールバー」など高級なソフトウェアを無料でダウンロードでさせるという太っ腹というか
商売上手というか、とにかくあっと言わせることをやってしまうが、ついにオフィス系の総合ソフトまでもタダで提供するようになった。
マイクロソフトの一人勝ちを崩せるのだろうか。崩して欲しいね。
崩すためには40代50代のおじさんがどう反応するかにかかっているような気がする。
「せっかく一太郎を覚えたのに若い奴らはワードか?え!なに今度はタダのワープロソフト、そんなもん私には使えん」というおじさん。
オフィス系ソフトは会社組織で使うことが多いので不器用なのにうんちくだけは立派なご年配の方々を引きづり込まなくてはならない。
「もっと新しい発想はないのか」と怒鳴っても、新しい発想を提案すると「そんなとんでもない事をいいやがって、考えが甘い」と反論してしまう。
StarSuiteはこんなおじさん達を心変わりさせることができるか・・・とても難しそう。
StarSuiteはWordやExcelと同格にビジネスの標準としてに使えるのは間違いない。おじさん人口比率の高い会社で、どれだけ使う人が増えるか・・・。
そういえばこんな川柳があった「コストダウン 叫ぶあんたがコスト高」
(これを書いている私がおじさんそのものであることははっきり告白しておこう)
ImpressとDoraw(2006.11.11)
会社で使っているPCにはMicrosoft Office Personal EditionというのがプリインストールされていてWord/Excel/Outlookが入ってる。
そうプレゼンテーションのPowerpointはついてない。
というわけで、ふとOpen officeを思い出しました。たしかOpen officeにはプレゼン・ソフトがあった、と。さっそくImpressをインストールしてみました。
ついでに図形描画ソフトのDrawもインストール。
2006年11月にバージョンは 2.0.4 になってます。
いいですね。
使えます。
Open officeは、表計算(Calc)・ワープロ(Writer)・プレゼンテーション(Impress)・図形描画(Draw)を個別に選択してインストールできるのでありがたいです。
アゴがはずれる(2005.05.29)
一太郎こそは日本人のワープロソフトとして永遠に不滅という時代がありました。
だけどジャストシステムはMicrosoft Officeにワープロも表計算ソフトも完全にとられてしまったのはご存知の通りです。
ソフトウェアの商売は勝ち負けが劇的です。
今、ワープロといえばワードだし、表計算といえばエクセルという具合。
「昔から一太郎を使っていたのでワードを新しく覚えるのなんてできない」というオジサンだけが一太郎を使っているのであって
ワープロソフトという名の下に一太郎は存在しない時代がもうやってきているようです。
そこへもって
OpenOffice.org
というアゴがはずれるくらい「Microsoft Office」にそっくりな総合ソフトがでてきました。下のソフトが総てそろっていて、しかも無償です。
Write(ワードに相当)
Calc(エクセルに相当)
Impress(パワーポイントに相当)
Draw(図形描画)
Math(数式エディタ)
HTML Editor(ホームページ作成用エディタ)
もともとはドイツで使われていたソフトをサン・マイクロシステムズ社が買い取り、オープンソース(ソフトウェア制作の技術情報を公開)にしたのが始まり。
だから複数の人がこのソフトを改良し仕様を充実させているわけです。違う言い方をすればいつまでたっても完成しないソフトウェアでもあるわけです。
実際に使うには(特に企業内で使うには)完成度にあと少し難がある(はず)と、その気持ちが先行するためにためらいがちになります。
なにより、多くのパソコンにはすでにワード・エクセルがインストールされているのですから、
わざわざ新しく似たソフトをインストールする気にはなりにくいですね。と言ってる私は、ちょっとダウンロードをして使ってみたました。
「すごい よくできてる、だけど今から使いつづけようとは思わない」ということで3日ほどでアンインストールしたのですが。
さあ、これからどうなるんだろう。冒頭に書いた一太郎とワードの大逆転は実際におこった出来事ですから、世界中の企業や家庭に OpenOffice は必ずある。
学校でもパソコン教室でもOpenOfficeは標準として使われている・・・・。
将来、これは充分考えられることです。