『OpenDocument Format』を国際標準に認定
2006年05月08日
OpenDocument Format Alliance (ODF Alliance) は3日、複数のビジネス文書形式をまとめた XML 文書のオープン仕様『OpenDocument Format』(ODF) について、国際標準化機構 (ISO) から国際標準として認定を受けたと発表した。
文書やサービスが紙から電子形式に移行する上で、政府機関などの公共機関が共通のファイル形式を使用しなければ、互いに重要な文書をやり取りできないという懸念が持ち上がっている。ODF は、この問題の解決策となるものだ。
IBM、Sun Microsystems、Software & Information Industry Association (SIIA) をはじめとする35の著名企業および団体が、3月に ODF 対応ソフトウェアの開発を推進する団体 ODF Alliance の設立を発表して以来、同標準に対する関心が非常に高まっていた。これは、自社開発した XML ビジネス文書仕様をオープン標準にしようという Microsoft の活動に対抗した動きだった。
Microsoft は、ODF に反対していないが、全面的な採用姿勢を示している訳でもない。
Japan.internet.com
OOXML 1.3ドラフト版公開 - ODFとの"標準争い競争"が本格化
2006年05月22日
ECMA Internationalはスイス時間の18日、オフィスファイルフォーマット「Office Open XML(OOXML) File Formats 1.3」のドラフト版を一般公開した。
OOXMLは、米Microsoftが開発を進めているオフィススイート「2007 Microsoft Office」(開発コード名: Office 12)に採用が予定されている、XMLベースのファイルフォーマット。仕様が公開されるほか、ロイヤリティフリーでライセンス供与されることから、オフィスファイルフォーマットの標準を巡る競争の有力候補の1つと目されている。
マイコミ ジャーナル