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クラビハープ claviharp

クラヴィハープ claviharp

クラビハープは、ハープに鍵盤を組み合わせた19世紀の弦楽器。
ピアノ製作者の ヨハン・クリスチャン・ディーツにより開発。その息子がこの楽器を製造していたという。
ハープの難しさと欠点を解消する楽器ということで作られた。 当時のハープは、環境の変化によるガット弦の弱さ、指の動きが変化するときの音の不一致、全音階の制限 (ペダルがなかった時代)、ダンパー(音を消す)がない。 クラビハープは金属弦を採用し、鍵盤を取り入れることにより、音質を安定させ、自在に半音階を出すことができ、ダンパーで消音することができるようにした。 ペダルが二つ付いていて、ひとつはダンパー(消音)で、もう一つは弦を2分割して倍音オクターブ(ハーモニックス)が鳴る様にしてある。
弦を 叩くのではなく、ハープシコードのようにはじいて音を出す。見た目はアップライトピアノのひとつのデザインにみえるが、音が出る仕組みはハープである。


鍵盤で演奏する弦楽器


鍵盤グスリ


クラビコード


スピネット


ピアノ


オルフィカ


バージナル

はじく

こする

たたく