弦楽器 図鑑 |
ピアノ piano |
最初のピアノはイタリアで生まれたという。製作したのは バルトロメオ・クリストフォリ(Bartolomeo Cristofori di Francesco)。 クリストフォリは、チェンバロ などの楽器製作技術者で、弦をはじいて音を出すチェンバロよりもっと表現力のある楽器・・・弦をハンマーで打って音に強弱をつけることができる鍵盤楽器を日夜研究していた。 それは1700年ごろ完成した。小さな音も大きな音も出せるということで クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ という、日本人にとっては長ったらしくて覚えにくい名前だった。
こんなわけで、チェンバロはピアノの祖先だと云われている。が、一方で手に持ったバチで弦を叩く
サントゥール
や
ツィンバロン
の類いがピアノの祖先だとも云われているようだ・・・たぶん、どちらも正しいのだろう。
というか、ピアノのような楽器を作ろうとする場合、楽器製作者は世界中の楽器を知り尽くしているはずだろうから、あんな楽器こんな楽器・・・いろんな仕組みを考慮しつつ、新しい技術を追加したはずだ。 |
現代の標準的なピアノは鍵盤の数は88鍵。フレームは金属で、200本を超える弦の張力を支えている。また、ハンマーアクションには新しい機構が採用され、素早い連打にも対応できるようになった。 |
ピアニスト
鍵盤のある弦楽器