サズは、イラン・トルコ・ギリシャなどで使われている。 各種サイズ(全長 55cm〜130cmほど)があり、サズという名称は この楽器ファミリー全体の総称だ。中心になる楽器は バグラマ と呼ばれており、全長は100cmほど。 フレットは、ネックにガットをぐるりと巻いてあるのが伝統的な構造で位置を変更(移動)することもできる(最新の楽器では金属フレットを打ち込んであるものもある)。 上のイラストは、フレットの位置が まばらに並んでいるように見えるが、イラストが下手くそだからではない。この地方独特の音律に合った配置がされているからであって、伝統的な音楽では 微分音と呼ばれる半音より狭い音程が使われる。
弦は 6本 または 7本。7本の場合は「2本 + 2本 + 3本」で3組セットの構成。 表面にサウンドホールはなく、ボディのおしりの部分に穴が開いている。
洋梨形のボディ
はじく
こする
たたく
弦楽器図鑑(撥弦楽器)IROMBOOK