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アドビ社が開発した電子文書フォーマット
(Portable Document Format)
米国アドビシステム社によって開発された、電子文書のためのフォーマット。文字情報・画像がレイアウトされた情報を保存できる。コンピュータの機種や環境によらず表示することができ、原本のレイアウトを正確に再生することができる。 PDF文書の作成には本家Adobe社のAcrobat、表示にはAcrobat Readerというのが定番ではあるが、Adobe社はPDFの仕様を公開しているため他メーカーから新しいソフトがどんどん出回っている。
Adobe社製のPDF生成ソフト「アクロバット」は高機能であり元祖でもあるため技術的にもブランドとしても信頼度は高いが、今後は安価なソフト(または無料のソフト)が使われるようになることが予想される。ますますPDFの存在が一般的になり普及することは間違いない。
PDFは文字情報と画像情報を一つのドキュメントに共存させることができるが、注意すべきは、生成する条件の違いで同じPDFでも文字までも画像化されたPDFになるということ。 PDFを表示するときの見栄えが機器/ソフトウェアに左右されず常に同じであること。メタデータの埋め込み。 ドキュメントの論理構造を示すタグがついていること、などの要求を満たしたPDF/A(電子文書の長期保存)はISO規格として承認されている。 これにより、PDFは実質標準から公的標準としての位置についたことになる。 |