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ディスクの保存耐久性について
「図面・技術文書は永久保管管理する」と規定されている企業は多いと思われる。
保管媒体はハードディスク、テープ、ディスクなどあるが、使用頻度が少なくなった図面や文書は取り扱いが簡単で安価なディスク(DVDやCD)に保管することも多いだろう。
ところが一方では、DVDやCDの保存寿命は10年から100年といわれている。
これはおかしい。
永久保存とは100年のことではない。ましてや10年のことであるはずはない。
おどろいた事に、品質の悪いディスクでさらに保存環境が劣悪な場合は一週間で読み取りができなくなったという報告もあるようだ。
永久とは、とある辞書によると「いつまでも限りなく続くこと。また、そのさま」とあり、私たちの日常使っている永久という言葉の認識と一致している。
永久保存と謳いながら、実は「7日間しか寿命がないかもしれないディスク」を保管用媒体に使用しているわけだ。
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