- 永久保管管理の謎
- 過去には「酸性紙問題」というのがある
- 永久を現実的な数値に置き換える
- 記録する方法が違う
- 実際に何年の耐久性があるのかは分からない
- 寿命推定試験
- 技術的進歩の明暗
まずディスクの品質。ディスクの基盤は耐熱性・耐衝撃性・透明度に優れているポリカーボネートというプラスチックが使われている。ポリカーボネートの品質、有機色素の品質はもちろん、生産にも高度な技術が要求される。記録部分をはさんで、厚さ6mmの基盤2枚をサンドイッチのように張り合わせる。この張り合わせる高度な技術がディスクの品質を左右する大きな要素だという。ディスクの平面度が悪かったり、回転軸に対し中心がずれていたりしているものは品質を語る以前の最低な製品だ。
ディスクの生産において、日本の技術はトップクラスであることはご承知の通りであるが、市販されているディスクはどこで作られたものかわかりにくい。
次に保存環境。
温度・・・高温になると劣化しやすくなる。
湿度・・・湿度が高いと劣化しやすくなる。
紫外線・・紫外線は色素を劣化させる。
物理的破損・ディスクの表面にキズがつく、ホコリがつく。
これら製品の品質、保管環境によっては数日間でダメになってしまう場合もある。