北アメリカで完成した
バンジョー
は、アフリカの弦楽器が元とされる。
おそらくは、音楽好きの黒人達が複数の故郷の楽器の意匠を取り入れ、アメリカ内で手に入るその辺の雑多な材料からバンジョーを作ったのだろう(初期のバンジョーはフレットが付いていない)。
バンジョーの祖先をひとつの楽器に特定する必要は無いないのだけれど、このエコンティンは、長い弦でメロディを弾いて、短い弦で装飾音を出すという演奏方法を持っている。
これは、現在の5弦バンジョーの構造であり演法である。数あるアフリカの楽器の中でもエコンティンは、バンジョーの生育に大きく影響を与えたのだろうと想像できる。
|